再手術後の経過2 一時退院へつづく
3月13日(火)はじめての食事! 1ヶ月と1週間ぶり
久々の、食事! とてもおいしかった。感激でいっぱい!
3月14日(水)
お粥の他に、茶わん蒸し。夜は、豆腐がでた。甘いジュースは残したが、他はき
ちんと食べた。今日も何とか売店まで歩いていったが、後ろから看護婦さんが車
イスで付いてきてくれた。明日は抜糸だ。
3月15日(木)
妻に手伝ってもらって、洗面所に行って洗顔したり歯を磨いたりした。かなりし
んどい。まだタオルを絞る力が出ない。今日から、ストマは自分で処理するよう
に看護婦さんに冷たく言われた。(考えてみればあたりまえだなーと後で思った
が、その時は「ええー」と思った。不安が襲ってきた。)
3月16日(金)
自分でストマ洗浄を洗腸室で行う。妻にも手伝ってもらったが、結構疲れた。
先が思いやられる。3〜4日くらいあまり寝れないので今日は睡眠剤をもらう。
食事は何とか全部食べる。
3月17日(土)
H氏が見舞いに来てくれる。
3月18日(日)
3〜4時間おきにストマを開ける。ベッドに座っているのはとても痛いので、ディ
ルームから椅子を借りてベッドの横に置いていただいた。座りごごちがよい。結
局硬いのでいいのだと思う。
3月19日(月)
ようやく大部屋に戻った。部屋が変わっていて308号室になった。
体重70.5kg
8:40 便が初めて硬くなった。 8:50 肩に痛み止めの注射
尿カテーテルをぬく。(水分を多めにとること) 頭を洗う予定 左腕に点滴入
れる(生理食塩水が主)
14:00 ストーマ科の看護婦さんと某医薬品販売会社員との打合せ(新製品
ガス抜き試作品について試用) 15:00検温37.5度〜水まくら使用
尿意(計量カップ5cm)尿がまだきちっと出ない感じがする。
3月20日(火)
今日は、見舞いが多かった。祝日なのに申し訳ない。6人の方々が見舞ってくれ
た。微熱が続いている。夜なかなか眠れないせいか?尿は夜中も含め、けっこう
行っているので毎回そんなには出ない。
3月21日(水)
本日で点滴終了(〜17:00) 16:00 Gさん見舞いに来ていただく。
4:30尿少量、2回で尿カップ半分16:30 便硬め
7:00尿カップ1/3 14:00尿少量、ストーマ交換(水っぽい、腸液色の便)
15:00身体拭く 18:00尿半分、便やや硬い 20:00尿 21:00尿
23:00尿半分 1:30尿少量 3:30尿 5:10尿半分
ストーマ交換(若干もれ) 血糖検
痛み止めの持続時間長くなる。
3月22日(木)
検温36.7℃ 体重70.2kg 血圧80-132 尿10便5 7:30痛み止め注射
明け方少し寝れた。
どうも肛門に痛みが集中する
○ 医師説明:直腸を切って肛門とつないだところの痛みが徐々に外壁を縫う
ように一本の道筋の様になっていく。ドレーンのところの痛みになってい
る。ドレーンは段々細くしていく。最後は痛みの道筋がふさがる。この経過
は、1〜2週間かかる。来週どのくらい埋まってきているか検査する。糖は
病院食で落ち着いてきているので心配ない。逆に、血糖値が不安定になれば
直りが遅くなる。食事で栄養をとるほうが点滴よりはるかに良い。
本人〜尿意を感じるまでには他の痛みが収まっていない。定期的に尿を
出すしかない。
3月23日(金)
血糖178 検温36.4℃ 体重69.5kg レントゲン撮影 尿13便5回開ける。
3月24日(土)
血糖175 検温36.3℃ 体重69.2kg 尿13便7 11:30ストーマ交換
痛み〜下痢等による痛みはいくぶん収まった。肛門の奥の痛みあり。開腹の傷は
痛い。
3月25日(日)
検温36.7℃ 便意催し、トイレへ行くが間に合わず。(薬か膿のような便)洗腸
室の掃除大変だった。妻がいてくれてよかった。
尿13便11
3月26日(月)
血糖187 検温36.8℃ 体重68.5kg レントゲン撮影 尿11便11
3月27日(火)
午前中、上司他3名がわざわざ見舞いに来てくれる。
血糖187 検温36.9℃ 体重68.4kg 15:00検温37.4℃、ストーマ交換
尿10便9
今後のこと
〜3月31日までに肛門等の痛みの原因調査・治療
〜4月 7日までには傷の回復
4月8〜21日 糖尿等の様子をみながら、人工肛門閉鎖手術予定をたてる。
4月22〜30日 手術か?
5月1日〜術後を2〜3週間 5月の末か6月初めに退院か?
結局、この予定は大幅に狂うこととなる。
知識:ヒバマタ〜糖尿・性機能回復?
3月28日(水)肛門奥の痛みがひどい(3〜4日目)
血糖197 検温36.8℃ 体重68.2kg 午後ガストロ注入肛門検査 尿9便6
検査結果:縫合不全によるもれがひどい。痛みはこれが原因
3月29日(木)
検温38.5℃〜解熱剤(痛み止め)注射〜夕方平熱になる。 尿11便11
OさんとNさんが見舞ってくれる。今日は痛みが強い。管のところの痛みか?
回診時にドレーンを差し替えた時、少し深く入れ過ぎたような気がする。
新米の医師がベテラン看護婦に指導(半分冷やかされながら、わきあいあいと。
私もほとんど居直り状態で、「まあ、やってください」式。)を受けながら処置
した。医師にしても看護婦にしても誰でも初めてがある訳で、患者も初めての医
師や看護婦に当たる幸運な方がいる訳で・・・。外来の看護婦はベテランが多く
血管注射もすっとはいるが、病室付看護婦はそうはいかない。たえず先輩看護婦
に指導を受けながら患者がモルモットになっている状況が続くのである。
いつだったか、
3月30日(金)4:55 妻とテレビBS放映の松山千春を観る
血糖212 検温37.2℃
いつもより痛みがひどいので痛み止めをする7:00,11:00、17:30
尿・便10 Tさんが見舞ってくれる。
3月31日(土)
血糖197 検温36.6℃ 体重67.7kg 痛み止め3回 尿8便6 睡眠薬投与
S氏が見舞ってくれる。
4月1日(日)妻、新学期
血糖185 検温36.6℃ 体重67.7kg
痛み止め2回夕方まで痛みなし 尿8便9
4月2日(月)
内科外来〜糖尿、近藤副院長 ストーマ取り換え:医療会社社員と打合せ
血糖187(朝・夕2回検査) 検温36.5℃、夕方36.9℃ 体重67.7kg
D氏からキトサンの話をしていただく。
4月3日(火)インシュリン6単位開始 夜中かゆみ(腕、尻、足)
検温36.6℃ 体重67.1kg 尿7便6 痛み止め朝1本
本日から、インシュリンを開始した。ついに糖尿病が悪化か?
4月4日(水)
血糖165 検温36.2℃ 尿4便2
19:00 妻と上司がM先生と面談。縫合不全完治に1ヶ月、人工肛門閉鎖手術に1ヶ月、退院見込みは6月初めとなる見込み。「本当に、つながるのか」という疑問に対して先生は「今までつながらなかった人はいない」とのこと。職場復帰について妻が「体力回復のため1年間休職した方がよいのでは」に対しては、先生は「それは絶対だめ。ボケテしまいますし、それこそ病人になってしまう。退院したら直に職場に戻りなさい。長く休んだから病気が良くなるとか、早く職場に戻ったから病気が悪くなるということは全くない」とのこと。校長も「6月まで待つ。」と言ってくれた。
4月5日(木)
血糖150 検温36.2℃ ストーマあらう 尿7便6
4月6日(金)
見舞い:4人の方々がお見舞いにきてくれる。
Sさんからキリンのお土産をいただく。
検温36.8℃
4月9日(月)
血糖140 検温36.2℃ 体重66.5kg
4月10日(火)インシュリン本日から10単位 朝夕2回血糖値測定(食事の前後:計4回)
4月13日(金)皮膚科 全粥を常食にする
痛み止め一日3回:半分、半分、様子見て半分か全量 ストーマ交換
血糖値測定8回(4:30、7:40、9:00,11:40,15:00,17:40、19:40,22:00)
4月17日(火)息子の演奏会に、妻と娘が行ってくる。息子は指揮者の先生のお付で忙しそうだったようだ。
4月19日(木)病院の横にある歯科医へ紹介状を持って通院:痛み止めの服用で、虫歯になっているのが鈍感になり、痛みさえも気がつかなかった。
4月21日(土)知人の娘さんの結婚式の日。
4月24日(火) 23日付けで2ヶ月の診断書が出る。
上司が今後のことでM先生と面談。
【面談内容】:まだつながっていないので、まだ1ヶ月はかかる。管はあと1週間ほどで取れるので、その後一時退院して、つながった時点で再入院して手術(1ヶ月〜順調にいったとして)。
上司の話では、休職については6月初めまでに復職でいなければ長欠状態は限度だという。こ今のままでは復職は無理と判断した。
上司が帰った後、M先生に、造影剤を入れた時の写真を妻といっしょに見せてもらった。リンパ節の検査の結果、摘出した83個のリンパ節の内、たった1個が転移していたとのこと。ガンのあったそばのリンパ節。直腸ガンの場合は、肝臓や肺への転移が多いとのこと。その発見も,ある程度大きくならないと見つからないそうだ。その時には取り除ける場合と除けない場合とがある。今後,抗がん剤は続ける。
明日、上司に休職のことを連絡することとする。
今後のこと(不安に思うこと)
1. 連休明け一時退院 縫合回復完了5月末か? 6月上旬手術
いずれにしても半年間はだめか。
2. 年度途中での復職もありうるか?
3. 休職の延長により
・ 来年度のこと?
・ 給与面(いずれにしても、生活費のことが大変)
・ 自分の目指した職能について?
・ 母や実家のこと 妻の実家のこと
・ 生活習慣の維持・変化への対応
「休職」申請に至る経緯と願い
1. 先日4月28日の検査で、縫合不全箇所の造影を行ったところ、まだ状態が
悪く、あと1ヶ月程度治療にかかるとの結果から、当初の6月上旬復職は不可能
であると決意した。その後、3回目の(人工肛門閉鎖)手術を含め、最低でも2
ヶ月の入院・通院治療が必要となる。また、持病の糖尿の合併症も予想され、さ
らに長くなることも考えられる。
2. 人工肛門にて一時退院後、再入院による手術とういうことを考えに入れても
再入院そのものが職場復帰に支障をきたす。
3. 24日の主治医の説明で、今後2年以内の再発・転移が懸念される(ステー
ジ3aだった)ので、抗がん剤の投与を行うとのこと。
この後、人生をまっとうするためには、この1年を休職し、体調の万全を尽くす
ことが必要であると決意した。
4月28日(土)朝、腹部の最後の一本の管を抜く
4月29日(日)管を抜いたところがすぐにふさがる。
人間の身体は不思議なものだ。外はすぐふさがったが,中はかなり時間がかかる
らしい。
5月連休中に外泊体験 .
5月7日(月)一時退院する。
連休中に外泊を経験し、その後の経過がよいことから今日の退院となる。つなが
るまでしばらく外来通院で様子を診ることになる。いつつながることやら?
一時退院へ続く
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